写真講座5.5(番外編2)
皆さんこんにちは!
先週は毎日のように雨が降って、気温も上がり空気もジメジメして、そろそろ関東も梅雨に入りそうですね。
家では最近扇風機を出してしまいました。まだ早いとは思いつつ、お風呂上りなどはこれがないとそろそろしんどいです。
「自分汗かきですから・・・」
梅雨と聞いたら皆さんはどの様なイメージを抱きますか?
ジメジメ、べとべと、雨に濡れるから表に出たくない?
どうでしょう?あえてネガティブなイメージを言ってみました。
もちろんそれは今回のお話のカギとなっているからです。
と言うわけで、写真講座第5.5弾(番外編)を始めます。
今回は番外編と言うわけで、梅雨時期の撮影についてお話していきたいと思います。
先ほど挙げた通り、梅雨時期と言うのは少しネガティブなイメージの方が強いのではないでしょうか?
やはり晴れた空は気持ちがいいし、外にお出かけしたくなりますよね?
しかし、農家とカメラマンは違います!(農家の皆さん間違っていたらごめんなさい)
カメラマンは雨や曇りだと、小躍りして喜びます←(嘘)
と言う冗談を挟みつつ話していきたいと思います。
雨だと機材は濡れるし、モデルさんの衣装が濡れて笑顔がぎこちないし、レフ板なんて持とうものなら、それこそ自分もびしょびしょだし・・・
あれ?いい事ねーな!
いやいや、待ってください!確かに雨の撮影は大変です。しかし、撮った写真を見てあげてください。
計算された光の入り方、モデルさんのぎこちなくとも自然な表情。パーフェクトです。
何が言いたいかと言うと、晴天ではこうもいかないと言うことです。
前にお伝えしたかと思いますが、フォトグラファーのフォトの語源はギリシャ語で「光」を表します。
よってフォトグラファーとは光を切り取る、「光のアーティスト」なのです。
ちょっとカッコイイ事言ってみました!
話を戻しますが、晴れの日では太陽の明るさにすべて左右されてしまい、狙った明るさを作るのはとても大変だし、上手に光を当てられたとしても、シャッターを押す瞬間雲が差したり、それでも粘って雲が退いた瞬間にシャッターを切ったら、太陽の位置がずれて、レフ板を移動させなきゃいけなかったり、何とか苦労して撮った写真を見ると、今度はモデルさんが眩しそうな笑顔してるし・・・
そう、何気なく見ている晴れ間のポートレート写真は、血のにじむような努力と忍耐の結晶なのです。
その点曇りや雨の日は、カメラマンにとって天敵とも言える太陽が隠れているので、白トビすることもなく、機材をそろえれば、自分好みの光を作り出す事が出来るのです。
それ以外にも、笑顔・元気・活発こう言う写真であれば良いと思いますが、ネガティブな表情やノスタルジックな写真は晴天の下では、作り出すのも大変です。
駄目押しで言うと、雨上がりの何とも言えない爽やかさは、その名の通り、雨が降らないと撮る事が出来ないので、梅雨時期はカメラマンにとってとても撮影意欲が沸く時期なのです。
なので雨が降ったからと言って、撮影をやめていた方がもし居たとしたら、それはとても勿体ない事なのです。
雨ニモ負ケズ撮影を楽しみましょう!
さて、最後までお付き合いいただき誠にありがとうございます。
最後まで読んでいただいた方には最大限の感謝を
つかの間の晴れた日より